メンズ美容総研が提供する、メンズ美容をキーワードにKOLやコスメブランドを深堀するインタビュー企画「メンズビューティーラボ」。
今回は薄毛コンプレックスへの新しい解決策である「頭皮アートメイク」を発信されている前田さんを取材し、アートメイクへの疑問と活動を始めたきっかけについて伺いました。

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＜頭皮アートメイク|前田＞

薄毛の悩みを解決する新しい治療方法「頭皮アートメイク」を発信する現役の男性看護師
自身が体験した薄毛治療の壮絶さを元に、現在は看護師として薄毛治療に関する知見を発信している。
またSNSでは「薄毛治療に新しい選択肢を与えたい」をモットーに、有益な情報を発信中。

【各種SNSについて】

・渋谷メゾンクリニック by pigmystudio

分け目・頭頂部のお悩みを頭皮アートメイクでカバー ピグミースタジオ/恵比寿 (pigmystudio.com)

目次

頭皮アートメイク前田さんについて

ーまず頭皮のアートメイクとはどんな施術なのでしょうか？

未だと眉毛のアートメイクが流行っているかと思いますが、それを頭皮に行うものです。
私も元々眉毛のアートメイクから学び始めたのですが、これを頭皮に行う技術形態はまだ日本では盛んではありませんでした。そのため中国で最先端の頭皮のアートメイクについて学び直し、いま日本で薄毛治療の一つとして発信しています。

眉毛を例にするとわかりやすいのですが、眉サロンでは引き算で眉毛を整えますよね。お客さんが眉毛を伸ばしてきて、サロンではそれを間引いて整えます。
ですがこういったサロンではどうしても足し算ができません。アートメイクは見かけ上足し算をしているような施術をするため、今までのサロンではできなかった「コンプレックスの解消」を目指せるんです。

ーありがとうございます！日本だと頭皮のアートメイクはあまり聞きませんが、どれほど普及しているのでしょうか？

そうですね、まだまだニッチな治療方法なので知らない方も多いですが、薄毛に悩まれている方の間では徐々に普及している印象です。
僕がこのアートメイクを始めたときはまだ日本で2~3番目だったと思いますので、少しづつでも髪の毛について悩まれている方に届くようになっていてうれしい限りです。

ーSNSでも拝見したのですが、自身の経験から薄毛治療の発信を始めたと伺いました。アートメイクに注目したきっかけも含めて伺ってもよろしいでしょうか？

そうですね、注目きっかしたきっかけはやはり自身の経験が非常に大きいです。
自分自身、実は18歳を過ぎたころから薄毛に悩み始めたっていうのがありました。

ちょうど本当18歳から上京してきたのですが、その時に独り暮らし始めて、部屋の掃除をしていたんです。
部屋のカーペットにコロコロを掛けてる時にずっと髪の毛が付いてきて、もうコロコロ掛け続けたら日が暮れちまうぐらいずっとつくんですよね。そこで最初に自分の抜け毛に気付きました。

ーなるほど、、、。

その後友達にエレベーターに乗った時にたまたま写真撮られた時のはいその後頭部って言うか、ツムジのところがめちゃくちゃ薄いのに気付いて。
それでもうやばいと思って、誰にも言わずに薄毛治療始めたんです。

でもここからが本当に大変でした。

やはり当時の僕は知識があったわけではないので。普通のAGAクリニックに通ったんですが、一年間で200万円、3~4年間で800万円程使いました。

ー800万！？18歳からしたらかなり高い金額ですね。。

そうなんです（笑）でもそれくらい悩んでいて、たくさんお金をかけました。

ですが、効果はあまり感じられなかったんです。僕の悩みは全然解消されなくて、ただ単純にお金をかけるだけでは意味がないことに気づきました。
本当に効果のある薄毛治療とは、そもそも自分の悩みは何なのかについて考えた結果
現在の活動があります。

大事なのは「ゴールを作ること」

ー薄毛は非常にプライベートな問題なので一人で抱え込む人もいるかと思いますが、前田さんはどのように悩みを解決していったのでしょうか？

そうですね。コンプレックスに関しては悩みはなくならないと思います。僕自身も例えばわかりやすく、一回やっぱ凄く肌が荒れて、それを美容の力を治そうと思ってもやっぱり限界があるんですよ。

俺らが頑張ってお金かけて薄毛を治している間に、何も悩みない人はお金を美容にかけたり趣味に使ったり、

「俺がマイナスからゼロに戻すところを、ゼロの人たちはプラスになってるんだよ」

こういうことを考えてしまって、何をするにも凄いネガティブになってしまう。凄い負の連鎖が起きちゃうんですよ。

なので僕が大事だと思うのは「ゴールを明確に作っておくこと」です。

例えば自分の顔を二の腕の内側のようなすべすべの肌にしたいって言ったら、これはかなり難しいことだと思います。時には医療の力も借りなければならない胃と思いますし、現実的じゃない。

なので大事なのは、自分の中である程度現実的なゴールを決めておくことだと思います。そうしないと今のコンプレックスに対して永遠にお金を使うことになってしまいます。

育毛剤や薬も一緒で、「今よりマシにしたい」など、現実的な目標を立てずに進めるともう死ぬまでずっとお金使い続けるようになってしまうので、それを知ってもらいたい。

予め自分の中でコールに近づけた上で、最後にアートメイクでカバーするとか。そういう最終手段として、アートメイクという選択肢があると思います。

アートメイク施術者に女性が多いのは？

ー先ほど仰っていたかと思いますが、アートメイクは女性の患者さんが多いのでしょうか？僕はてっきり男性の方が薄毛に悩んでいるのかと、、

実はそうなんです。男女比率だけで行くと、正直女性8割男性2割といった感触ですね。

というのもこれは理由があって実は男性は治療法にいくつか選択できるんです。

例えば旋毛が薄くなってきた方なら内服薬もありますし、植毛だってできる。これらを行った後それでも補えないところは頭皮のアートメイクで隠す といった対策が多いです。

男性は薄毛の進行が速いんですよね。アートメイクを一回入れてもすぐにまた入れなおす必要が出てきてしまいます。そうなると費用面が厳しいですよね。
なのでまずは内服薬をやってみて、それで戻せる所まで戻した後、足りない部分にアートメイクを行うのをおススメしています。
こういった傾向があるので、実は男性の方が少ないんです。

女性は逆に治療法が凄く少ないんです。毛が細いんで植毛もしにくいですし、身体の関係上内服薬が飲めないこともあります。
また薄毛の進行自体もそこまで早くないため、アートメイクは女性のお客様が多いですね。

自身の体験を元により効果的に悩みを解決できるように努めているので、男性少なくなってるけど、私としてはいい傾向かなとは思ってます。
ただ、施術を受ける方に男性が少ないだけで、相談やDMは男女関係なく頂きます。
僕は男なので男性の悩みはよくわかりますし、僕の知識を活かしてお客さんの悩みを解決できればと思っています。

ー前田さんの経験を元にエビデンスのあるアプローチを伝えているということですね。前田さんがお客様から信頼されている理由がわかりました！

ありがとうございます（笑）

頭皮のアートメイクでよくある質問

Q.タトゥーとの違いは？一回入れてどのくらい持つの？

A.タトゥーよりも浅い所に色を入れているため、一生残ることもありません。代謝によっても変わりますが1~3年程度残る方が多いです。

Q.頭皮や毛根へのダメージはありますか？

アートメイクは頭皮の凄く浅いとこに入れているので毛根へのダメージはほとんどありません。

Q.MRIに入れないのは本当ですか？

アートメイクに使っているインクは医療用のインクの為、MRIの利用も可能です。

コンプレックスを持つ方に伝えたいこと

コンプレックスは人としてどうしてもネガティブな話題ですし、自殺を考えてしまう人もいます。僕としては、一人で悩まずに信頼できるクリニックで相談してほしいと強く思いますね。
薄毛は完治できませんが、様々な方法でコンプレックスを軽減することはできます。
またアートメイクは内服薬や育毛剤とは違ってすぐに効果を実感できるため精神的にも良い傾向があるのかなと思っています。

こういった仕事はお客さん取れば取る程儲かる仕事ではありますが、私は目先の利益ではなくてお客さんの悩みを解決したいので、できることとできないことはちゃんと伝えながら案内しています。当たり前なんですけどね（笑）

なのでもし何か困ったことがあれば、僕でもいいですし誰かに悩みを相談してみるのも良いと思います。薄毛治療の正しい治療を案内してくれるクリニックを探してみて下さい。

ー今回は取材させて頂きありがとうございました。薄毛治療に対する前田さんの想いを知ることができ、非常に嬉しく思います。
このコラムを読んでいる方にも伝わったかと思いますので、是非前田さんのSNS、皆さんチェックしてみてください！

（聞き手/石原）