肌荒れの原因はこれ!原因と対策を徹底解説

肌に悩むメンズを助けるべく、肌荒れの原因と対策について徹底的に解説しました。この記事で紹介したことを実践してもらえれば、肌が綺麗になることをお約束します。化粧水や洗顔だけ変えても肌は綺麗にできません。紫外線、乾燥、摩擦から肌を守り、食事やストレスなどの生活習慣を変える必要があります。この記事では、誰でもできる身近な対策から紹介しています。是非、参考にしてください。

目次

  1. 肌の仕組み
  2. 肌のダメージ要因
  3. 肌のダメージ【内的要因】
    食事
    ストレス
  4. 肌のダメージ【外的要因】
    紫外線
    乾燥
    摩擦
  5. まとめ

肌(表皮)の仕組み

人の肌は以上のイラストのような構造になっています。難しい単語を並べてもわけわからないと思うので端的にまとめると、皆さんは角質層にだけ気を遣ってください。

なぜ、角質層だけかというと日常的なケアで角質層より奥の部分をケアするのは無理だからです。スキンケアで最も重要なアイテムの1つである化粧水も角質層までしか浸透しないと言われています。もちろん、美容液や乳液なども同じです。

美容皮膚科などで専門的なケアをする場合は別かもしれませんが、日頃のケアで肌の角質層より奥をケアすることはできません。

お肌(表皮)は、約4~6週間のサイクルでターンオーバーします(個人差があります)。

ターンオーバーとは、表皮の一番下の基底層で生まれたケラチノサイト(角化細胞)が有棘細胞、顆粒細胞と変化しながら表皮の上の部分に押し上げられ、一番上の角層細胞となったのちに垢となってはがれ落ちる一連の流れのことを言います。

理想は4週間でこれより遅すぎても早すぎてもよくありません。

 

角質層

角層細胞が10~20層重なってできていて、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質などのバリア機能の働きでうるおいを保ち、皮膚の乾燥を防ぎます。肌にピリピリ感やかゆみをを感じている場合は、バリア機能が低下しているサインです。

表面は、皮脂と汗が混合してできた皮脂膜によって、外部の刺激から皮膚を守っています。

つまり、角質層を良い状態で保つには、以下のポイントを抑える必要があります。

  1. 肌に水分を入れる
  2. 水分を保つ
  3. バリア機能を高める
  4. 皮脂膜で皮膚の表面を守る

以上のポイントを抑えたスキンケアをすることで綺麗な肌に血はづくことができます。
次に、肌に悪い影響を与える要因とその対策について説明していきます。

肌のダメージ要因

肌に悪影響を与えている原因には、内的要因と外的要因の2つがあります。

内的要因は主に以下の4つです。

  • 加齢
  • 食事
  • 代謝不調
  • ストレス
  • ホルモン

外的要因は主に以下の4つです。

  • 紫外線
  • 乾燥
  • 摩擦

上記の要因が肌に悪影響を与えているので、逆に言えば、これら要因のケアができれば肌は綺麗になるということです。

今回は、改善しやすい太字になっている要因について、それぞれ順に説明していきます。

肌のダメージ【内的要因】

スキンケアというと、外的要因を解決するための化粧水や洗顔などが注目されがちですが、美肌になるためには内的要因(食事・睡眠・ストレスなど)のケアをすることの方が大切です。

スキンケアの土台は内的要因のケアをすることで、外敵要因のケアはその上に来るものだと思ってください。
なので、まずは内的要因のケアをして土台をしっかりと固めましょう。

今回は若い男性に多い「食事」「ストレス」の内的要因について触れていきます。

食事

内的要因の中でも最も大切なのが食事です。

美肌に欠かせない成分

肌を綺麗にする食事で最も大切なのは、肌を構成するタンパク質を取ることです。豚肉や牛肉ではなく魚や鶏肉を食べれるとなお良いです。

タンパク質が摂取できるオススメの食べ物

  • 鶏肉
  • 魚(サバ、アジ、イワシなど)
  • 大豆製品(納豆、豆腐、豆乳など)
  • 乳製品(チーズ、牛乳など)

しっかりした食事を取る時間が難しいときは、プロテインなどでタンパク質を補充するのも良いです。

ビタミンCも大切です。体内では、タンパク質がアミノ酸に分解されて、そのアミノ酸がタンパク質に再構成されるのですがその過程でビタミンCを消費します。つまり、新しい肌を作るためにはビタミンCが必要なので、綺麗な肌にはビタミンCが切っても切り離せないものとなっています。

しかも、ビタミンCは体内の様々な部分で消費されるので、意識して取り入れないと肌を作るためのビタミンCが不足しています。生活する分に必要なビタミンCは摂れていても美肌を促進できるほどのビタミンCを摂取できる人は少ないです。

1日あたり1000mg以上摂取することが理想的です。食事だけでこれだけのビタミンCを取り入れるのは難しいので、ドリンクやサプリメントを使うのも良いですね。

※ビタミンCを摂取すると日焼けしやすくなるというのは根拠のない誤情報なので気にする必要はありません。

ビタミンCが摂取できるオススメの食べ物

  • アセロラ:800mg
  • トマピー(ミニパプリカ):200mg
  • 赤ピーマン:170mg
  • 黄ピーマン:160mg
  • めキャベツ:160mg
  • ゴールドキウイフルーツ:140mg
  • アセロラ果汁10%入り飲料:120mg
  • ブロッコリー:120mg
  • イチゴ:62mg
  • ミニトマト:32mg
  • ジャガイモ:35mg

※100g中に含まれるビタミンC量を記載。
参考資料:日本食品標準成分表 文部科学省

美容フルーツと言われるアセロラは、ジュースになってもかなりのビタミンを摂取できるので手軽にビタミンCを取り入れることができます。

食材を加熱するとビタミンCが失われてしまうので、効率良くビタミンCを摂取するためには焼いたり茹でたりする時間をなるべく短くしましょう。

なるべく避けたい食事

どんな食べ物も1度も食べていけないわけではありませんが、継続的に食べたり大量に食べたりすることで肌や健康に悪影響を与える食べ物があります。

なので、これから紹介する食べ物は「食べるな」とは言いませんが、「美容や健康を意識するのであれば極力食べるのを避けてください」というものです。

まず、糖質や脂質の多い食べ物は避けましょう。特に、揚げ物スナック菓子ファストフードは肌にも健康にも良くないので、頻繁に食べることはやめましょう。

揚げ物がよくない理由の1 つに、加工でできたトランス脂肪酸が多く含まれていることがあるのですが、ジャンクフードに多く含まれていることがあるので注意してください。

脂質は健康にも美容にも欠かせない栄養素の1つですが、それがトランス脂肪酸である必要はありません。人間は、トランス脂肪酸を食品から摂取する必要はなく、逆に大量に摂取してしまうと健康に悪影響を与えると農林水産省「すぐにわかるトランス脂肪酸」でも記載されています。

糖質について注意すべきポイントは、無糖ノンシュガーと記載があっても全く糖分が使われていないわけではないですし、砂糖が使われていない代わりに食品添加物である人工甘味料が使われていることもあるということです。

また、カフェインや香辛料、お酒は多量摂取すると、ニキビや肌荒れにつながるので適量を意識しましょう。

食べ過ぎ注意の食べ物

  • ファストフード(ハンバーガー、チキンなど)
  • コンビニフード(特にレジ前の揚げ物など)
  • コーラなどの糖質が高いソフトドリンク
  • ケーキなどの糖質の高い洋菓子
  • 揚げ物
  • カップラーメン
  • お酒

ストレス

ストレスには主に4種類あります。

  1. 物理的なストレス
    暑さ、寒さ、寒暖差、騒音など
  2. 化学的なストレス
    嫌なにおいなど
  3. 生物学的なストレス
    細菌、ウイルス、花粉など
  4. 社会学的なストレス
    人間関係の悩み、金銭的な悩みなど

これらのストレスがかかることによって、内分泌系、神経系、免疫系に悪影響を与えることがあります。それぞれストレスが与える影響について説明していきます。

ストレスが内分泌系に影響を与えることで、ホルモンバランスが乱れます。男性ホルモンが大量に分泌されれば皮脂の過剰な分泌につながり、ニキビや肌のテカリの原因になります。

神経系においては、過度なストレスを受けると副交感神経よりも交感神経が優位になり血流が悪くなります。血流が悪くなると肌のターンオーバーが遅れてしまいます。肌のターンオーバーは、早すぎても遅すぎても良くありません。

免疫系では、炎症を起こしやすい状態になり、アレルギー症状も出やすくなってしまいます。

ストレスを一切感じずに生きていくことはできませんが、紹介したストレスの中で過剰に感じているストレスがあれば、ストレスを軽減できるように生活習慣や生活環境、マインドをを変えることも美肌につながります。

肌のダメージ【外的要因】

外敵要因は外からの直接的な刺激です。生活習慣や体質が関わる内的要因よりも改善しやすいので、外敵要因の理解を深めて対策してみてください。

紫外線

紫外線は、肌にもっとも悪い影響を及ぼします。米国皮皮膚科学会では、老化の約80%が紫外線であると考えられています。

記事の序盤で、化粧水は角質層までしか浸透しないと言いましたが、紫外線によるダメージは真皮にまで到達します。肌へのダメージが目に見えることも多く『乾燥』『シミ・そばかす』『ハリ・弾力の低下』『日焼け』などが起こります。

紫外線には3種類あり、最も肌に悪影響を与えるのは、UV-AUV-Bの2つです。

UV-Aは生活紫外線とも呼ばれ紫外線の9割を占めています。買い物、洗濯物干し、車や電車のガラス越しなどのシチュエーションで浴びていることが多いです。サンタン(日焼けによる皮膚の黒化)を起こし、シワやたるみに原因になります。

UV-Bは、レジャー紫外線とも呼ばれ、散乱性が高くアスファルトや積雪の反射によって皮膚にダメージを与えることが多いです。サンバーン(日焼けにより肌が赤くなること)、サンタン(日焼けによる皮膚の黒化)を引き起こすだけでなく、肌の水分低下や肌荒れの要因になります。

そんな紫外線は時間帯・季節・天候・地域によって強さが変わります。

SPFとPA(サンケア指数)ってなに?

皆さんも日焼け止めや化粧下地を見る際に「SPF 24」「PA4+++」などの値をよく目にすると思います。

SPFとは、サンバーン(日焼けにより肌が赤くなること)を起こすまでの時間を何倍に伸ばせるかのめあすです。日本人の場合、真夏の晴れた日であれば色白の人で20分、普通肌の人で25、色黒の人なら30分でサンバーンを起こすと言われています。

例えば普通肌の人がSPF50の日焼け止めを塗ったのであれば、本来25分でサンバーンが起きてしまうところを

25(分)×50(SPF)=1250(分)=約20.8時間

で、25分から21時間弱までサンバーンが起きるまでの時間を引き伸ばすことができます。

では、朝にSPF50の日焼け止めを塗って出かければその日はサンバーンしないかというとそれは間違いです。なぜなら日焼け止めは汗や皮脂で落ちてしまうからです。汗をかいたり濡れたりした後に日焼け止めを塗り直してあげることで日焼けを防止することができます。日焼け止めの効果を最大限に活かすには、3時間おきに塗り直してあげるのが理想的な頻度です。

PAとは、サンタン(日焼けによる皮膚の黒化)に対しての効果の度合いを表したものです。
PA+〜PA++++まで4段階あり、+が多いほど効果が高いです。

対策

  • 外出時はなるべくSPF・PAの値が高い日焼け止めを使う。
  • 外出時はこまめに日焼け止めを塗り直す。(理想は3時間に1回くらい)
  • カーテンや長袖長ズボンの服で直射日光を体に当てないのも効果的

乾燥

肌の乾燥は肌の老化につながります。くすみや小じわの原因になり、化粧のりも悪くなります。

肌の水分量と油分量のバランスでメイクの仕上がりは本当に変わります。なので、メイクしてみたけど思ったより肌が綺麗に見えないと感じている人は肌の乾燥が原因かもしれません。逆に油分量が多いとメイクがよれやすくなります。

対策

  • 紫外線対策をする
  • スキンケアにワセリン、バーム、オイルなどの油分の高いもの使用する
  • エアコンは風量を弱めて使う
  • 暖房や冷房を使いすぎない

紫外線パートでお話しした通り、紫外線は肌の乾燥の原因になるのでしっかりケアしましょう。また、スキンケアの最後に油分の高いワセリンやバーム系の化粧品を塗ることで肌の水分が蒸発・乾燥するのを防いでくれます。

肌が乾燥しているときのケア方法

  • 美容マスクをする
  • クレンジングはオイルタイプではなく、ミルクタイプかクリームタイプにする

肌が乾燥している日や紫外線を多く浴びてしまった日に美容マスクをするのは本当におすすめです。夜に美容マスクをすることで、乾燥していた肌が次の日の昼くらいまではもっちりしたお肌でいられます。

ひどく乾燥した肌は日常のスキンケアだけでは改善することが難しいし、乾燥状態が長引くのはさらなる肌とトラブルにつながります。なので、美容マスクで一気に乾燥状態から回復させるのは非常に効果的です。

オイルタイプのクレンジングはメイクを落としやすい分肌に負担がかかるので、肌が乾燥して敏感になっているときは、肌に優しいクレンジングを使ってあげる良いです。

摩擦

肌に摩擦を与えることも、肌の炎症やバリア機能低下につながります。よくあるのは手・マスク・タオルによる摩擦です。日常でこれらの摩擦を避けるのは不可能ですが、やり方次第で肌への影響は大きく異なります。

手による摩擦の対策

  • 頬杖(ほおづえ)を付くつくなど顔に触れてしまう癖をなくす。
  • 洗顔は擦るのではなく泡を肌に馴染ませるように優しくする。
  • 化粧水を塗るときは、手で肌を擦って塗るのではなく、肌に優しく手を密着させて浸透させるようにして保湿する。

マスクによる摩擦の対策

  • 肌に優しいマスクを使う(小顔に見えるタイプのマスクなど)
  • スキンケアの最後にワセリンやバームを塗る。
  • ファンデーション・BBクリームを塗る。

タオルによる摩擦の対策

  • マイクロファイバータオルなど肌に優しいタオルを使用する。
  • 顔を拭くときはタオルで擦らずに、優しく顔に当ててタオルで吸水させるようにする。

まとめ

今回は、肌の仕組みと肌に悪い影響を与える様々な要因について解説しました。

内的要因、外敵要因の全てを一気に改善することは難しいので、できそうなことからまず1つ試してみてください。

美容とは綺麗になることを楽しむものだと思っています。この記事が読んでくれた人の人生を少しでも楽しくできたら嬉しいです。

Writer

SoftDrink 編集部

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